失敗


少し間が空いてしまいました。

まだ現役で、年度初めの慌ただしさに追われ、
気がつけば今日になってしまいました。


45年も前の与太話に、少しお付き合いください。


27歳のとき、初めて飛行機に乗りました。

しかも国内ではなく、いきなりアメリカ西海岸。
どうしようもない不安の中、ロサンゼルスに到着。

ここから未知との戦いが始まりました。


もともと、海外で働きたいと思っていたわけではありません。

理系の自分は、工場で働き、
できれば好きな自動車会社に関わりたい。

そんな考えで生きてきました。


はたから見れば「海外出張、かっこいい」と思われたかもしれません。

駐在員の出迎えはありましたが、
頭の中は

「これからどうなる?」
「無事に帰れるのか?」

それだけでいっぱいでした。


支社はサンノゼにありましたが、
訪問先の都合でロサンゼルスで合流。

当時の日本とアメリカには、今とは比べものにならないほどの差があり、
どこへ行っても、何を見ても「すごい」と感じていました。


そんな中で、なぜか強く印象に残っているのは
仕事ではなく、リトルトーキョーでの買い物です。

日本語が通じる。
日本と同じように買い物ができる。

それだけで、ほっとしたのを覚えています。


逆に、ダウンタウンの店では失敗しました。

日本では、レジに商品を置くと同時にお金を出しますよね。

ところがアメリカでは、
金額を言われてから支払うのが普通。

それを知らずに先にお金を出すと、

「What is this?」

と言われてしまう。


言葉も分からず、説明もできない。

焦る。
余計にまごつく。
相手はだんだん不機嫌になる。

――買い物が怖くなる。

そんな経験でした。


それでも、何とか買った息子へのお土産。

「ミッキーの人形」

よく見ると、日本製でした。(笑)


この海外出張をきっかけに、
その後30年間、外国と関わる仕事をすることになります。


次回は、当時のアメリカとの格差について、
今では考えられないような話を書いてみたいと思います。

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