被まだ途中(28)
タイトルの通り、被災した時のお話をします。
とは言っても、日本でのことではありません。
私がフィリピンで借りていたコンドミニアムの話です。
被害の原因は、かなり大きな地震でした。
ただし、私はその時、フィリピンにはいなかったのですが……。
皆さんは、フィリピンの「バギオ」という街をご存じですか?
バギオは高地にある都市で、かつては暑い季節になると、フィリピンの首都機能が一時的に移されていた街です。
現在はエアコンの普及などもあり、そうした移転は行われなくなったようですが、国内から大勢の人が避暑に訪れる街です。
私も、その避暑に出かけた一人でした。
バギオは観光地でもあるので、退屈することはありません。
中には入れませんでしたが、かつて首都機能が移されていた立派な建物を見学しました。宮殿のような建物だったと記憶しています。
昼食はおいしいスペイン料理、宿泊はハイアットホテル。
本当に楽しいひと時を過ごしました。
仕事というより、すっかり観光気分でしたね(笑)。
そんなフィリピンでの仕事(観光?)を終えて、帰国しました。
それから1週間もたたないうちに、バギオで大きな地震が発生したというニュースが飛び込んできました。
私がフィリピンで借りていたコンドミニアムは、バギオではなく、ケソン市にありました。
ケソン市は首都マニラ市に隣接したフィリピンの文化都市とも言われる街です。バギオからは約250kmも離れています。
それなのに、私のコンドミニアムまで被害を受けたというのです。
建物の出入口があるフロアには事務所があったのですが、スタッフからなかなか連絡が来ません。
自分が住んでいたわけではないとはいえ、借りていた部屋のことです。無事なのかどうか、気になって仕方がありませんでした。
さらに、日本のニュースで、私が宿泊したハイアットホテルが崩壊したことを知りました。
楽しく過ごした場所が、そんなことになってしまったのです。
心配はますます大きくなりました。
数日後、ようやくフィリピンから連絡がありました。
コンドミニアムは、壁にひびが入るほどの大きな被害を受けていたそうです。
ところが、私の部屋は不思議なことに、コップが1個割れただけ。
それ以外には、ほとんど被害がなかったとのことでした。
またもや、ラッキーに救われました。
ただ、皆さん、安心してください(笑)。
私の人生、ラッキーなことばかりが続いたわけではありません。
アンラッキーなことも、たくさんありました。
それらを足し算、引き算してみたら、ラッキーの方が少し多かった。
そんな感じです!

コメント