これまで多くの分野・業種で仕事をしてきましたが、
同じ職種で一番長く続いたのは、今の職場です。
言い換えれば、長く席があったということかもしれません。
振り返ってみると、
時期という幸運と、ひとつ前の職場で身につけたスキル。
その二つがうまく重なった結果でした。
今思えば、まさに GOOD TIMING だったのです。
初めての分野。
初めての職種。
しかも60歳近くになってからのスタートです。
これは、なかなか大変でした。
周りは10歳以上若い人ばかり。
上司は一流大学を卒業した方たち。
仕事の内容は、入口程度の知識しかない Web制作。
しかも題材は、博物館の学術的な内容ばかりです。
今思えば、
まだ少し若かった(?)からできたのかもしれません。
まさに、心機一転でした。
Web制作のプロは、専用のアプリなど使わない――
と、当時は思っていました。(多分違いますね。)
ところが当時の私は、
そのアプリのこともよく知らない。
業界用語も、ほとんど分からない。
それでも何とか続けられた理由が三つありました。
一つ目。
周りの人も、Webのことをあまり知らなかったこと。
二つ目。
作業期間が1年間と比較的長かったこと。
三つ目。
使ったアプリが、意外と優秀だったこと。
最初の6か月は、
環境や仕事に慣れるだけで精一杯でした。
しかし、それを過ぎると
何か形になるものを作らなければいけません。
なぜなら職場には
「ヒアリング」という業務発表があるからです。
ホームページは、小さくても10ページ。
博物館の全面リニューアルとなれば、100ページにもなります。
そのときの私は、
「どうする!」
まさに、テレビCMのような気分でした。
しかも職務上、残業はできません。
持ち帰って作業することも、もちろん禁止です。
そんなプレッシャーの中、
上司からこう言われました。
「◎月◎日、館長ヒアリングがあります。」
覚悟はしていましたが、
ついに来たか――という感じでした。
さて、どうする。
この続きは、次回お話ししたいと思います。

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